『B〇条件』は武器となる。思考を深めるのにも、議論にも
『B〇条件』を理解するにあたり、これを理解しておくといいよ。のお話。
「長崎と大分どっちがいい?」と聞いたら「そりゃ、博多よ!」っていう愚かさ。
はじめに
皆さん、タカマツボンを読んでいただき、楽しんでいただき、本当にありがとうございます。
『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』が売れに売れて10万部。
その背景には色々ありますが、1つの要因がその前の4冊目の『「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術』が売れた!
もう少し言うと、
今までの3冊とは異なる読者=『ビジネスパーソン』に届いたこと
本当に嬉しいし『「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術』を読んで「考えるエンジン講座」を受講される方が本当に多いので、そういう意味でもこの4冊目『「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術』は節目だったように思えます。

「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術
答え=正解のない課題にどう立ち向かうか?
3000人以上に「考え方」を教えてきた元戦略コンサルの著者が記す思考の秘訣!この1冊で「考えること」が楽しくなる!
B〇条件をより深く理解するために
B〇条件は『「答えのないゲーム」を楽しむ思考技術』を読んで触れてもらったと思いますが、これをさらに理解する上で一つ良い例があるのでご紹介させてください。
M&A or 新規事業と聞かれたら?
お客さんに「M&Aするか、それとも新規事業するか?どっちがいいですか?」って聞かれるとこう答える、こう思考する人がいる。

そうじゃなくて、広告打ちましょうよ。
これがいかにnotプロ、浅い思考かって話をよく受講生に話しています。
というのは、この「広告打ちましょうよ」 ってのが打ち手バカっぽいとか、そもそもの質問に答えてない!っていう話もそうなんですけど、それ以上に途轍もなく大きくダメな理由があります。
それは、クライアント、相手は「その打ち手を気付いていない」前提で思考しているから。
もう少し言うと「いろいろな制約がある中で、いろいろ打ち手のレパートリーがあるのは重々承知しているが、制約がある故この2択になっている」と考えられてないってのが、浅い、ポンコツ、くーー、惜しいのだ。
B〇条件に通ずる「辻褄思考」を
そうなのよ。プライベートでも「長崎と大分どっちがいい?」と聞かれて「それなら、博多でしょ!」って言うのを浅いと思えなければいけないのだ。
これに通じる話は「変える技術、考える技術」の99ページに書かれています。
※ この思考を「辻褄思考」と呼んでます。
まだの人はぜひ、お読みください。

変える技術、考える技術
この本1冊で、あなたの行動は一瞬で変わる!
「凡人」だったボクが「天才」と呼ばれるようになった技・スキル・Tipsを余すとこなく書ききった1冊。

辻褄思考は、B〇条件に通ずるんですよね。
って話をほんと、さっき講義していたときに教えていて、その勢いでTwitterにつぶやいたのでここに記事にしました。 そういうつぶやきもしているので、Twitterユーザーはフォローを。
【全文】
こういうところにプロというか思考が現れるというお話。『M&Aと新規事業、どっちを優先したほうがいい?』と聞くと、『そうじゃなくて広告』と選択肢にない答えを思考したがるひとがおる。 で、そのときに生徒に言っているのが『質問にこたえていない』ってのもそうだけど、それ以上に『その新しい選択肢を思いついていない』という前提、マウント思考になっているのが愚かだって話しています。 そうやなくて、『いろいろの制約の中でその他の選択肢を取れてないからやむおえず、その2択』って捉えられないってのが大問題と。B〇条件にもつながる話なんですけど。だから、『長崎と大分どっちがいいかな?』ってきかれて、『博多!』が最高だとしても、『なにか誓約条件があるんじゃなかろうか?』いうとしても『2つの選択肢でいうと、こっち。ですがあえて、背景など知らないなかで答えるので恐縮ですが”博多!”ってアイデアもありますよね』っていう感じが大吉なんですよね。こういう思考をざっくりいうと『辻褄思考』と呼んでいます。と、さっき授業していて思った。思考は本当に技術よね。

そうそう「考えるエンジンちゃんねる」でも話しています。
「辻褄が合うのだろうか?」という思考。を貴方に。この考え方はコンサル、プロフェッショナルな職場では基本。
おわりに
って、本当に「思考」って技術だからさくっと学んで、今後のビジネス人生20年で使って、成果につないでいった方がそりゃ、健やかよね。
ということで、タカマツボンでは書かない「論点思考」を学びたい方は考えるエンジンの無料相談に。
いろいろ語りましょう。
考えるエンジン講座もタカマツボンのおかげで、お待たせしてしまう形になってきているので、お早めに。まずは、無料相談でざっくりお話しましょう。
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