パフォームできてない。OUTが忍び寄る。
—僕は「採用ミスじゃね?」と。そんな弟子、生徒にアドバイスしている7個のこと。
はじめに
本当にコンサルタントとして立ち上がるまでは、この恐怖は拭えない。
でも、立ち上がりさえすれば、最高の楽しい日々が待ってるのも事実。 僕もBCGに入り、その時、プロジェクトリーダーだった「酒井さん」に
誰だ、タカマツを採用したやつは!
と言われていたのを耳にしたほど、僕のコンサルタントとしてのスタートは大変だった。
大変を超えて、OUT間近だっただけに、この状態に陥っているコンサルタントの気持ちがわかる。
だけに、そういうアドバイスをするときは、手を抜かないし、真実を話す。
そんな時に話している、こういう対策をしなさい。というのをご紹介します。
ですので、
パフォームできてない。OUTが忍び寄る。
に当てはまらない人は、読まないでください。
では、行きます。
OUTが忍び寄るコンサルタントへのアドバイス7つ
1. 本を読むとか講座を受けるとかでは「間に合わない」悠長なこと言ってないで、僕をフル活用しましょう。
考えるエンジン講座を受講している生徒=弟子ですので、いくらでも実プロジェクトで相談を超えて使うべきです。
マネージャーから仕事を振られたら、その瞬間に僕に連絡。
仕事を振られる予定が立ったら、そのタイミングを僕に連絡して時間を取る。
これしかない。
いち早く、僕とFBをつないで、相談する準備を。 そして、この記事も読んでおこう。
2. ほとんど勘違いしている。
アウトプットの質が悪いことでマネージャーがイライラしているわけでない。動き方、働き方が悪いから、イライラしているのだ。
ほんと、みんな間違えてます。
まず、そもそも「3倍ルール」というものがございます。 僕が好きな言葉でいうと、これがあります。
MDが1時間で出来ることは、
シニアマネージャーが3時間かかる。
シニアマネージャーが3時間かかるのは、マネージャーは9時間。
マネージャーが9時間かかることは、コンサルタントは27時間。
アソシエイトは81時間かかる。
だから、そもそも、パフォームしてようが、してなかろうが、アウトプットの質の差があるのが通常なので、実はイライラしてません。皆さんにはイライラしているように見えるかもしれません。
でも、チガイマス。

イライラしているのは、働き方、動き方がなっとらんから。
もう少し言うと、自分と同じステップで仕事してくれないから、イライラしているのです。
だから、まず、整えるべきなのは、「働き方」である。
論点ベースの働き方
だから、僕は

コンサルタントに入るまでには必ず、「考えるエンジン講座」で論点思考を。
「悪魔の働き方‐OUTになる前に」で論点ベースの働き方を。
と言っている。
でも、僕は勧誘しないから、無料相談などで一応お知らせする程度。
で、そこで買わなかった生徒が1年経って、OUTになりかけて、その時「悪魔の働き方‐OUTになる前に」を購入するケースはよくある。 そして、コンサルティングファーム入社1年目に購入しておけばよかったと言う。なので「悪魔の働き方‐OUTになる前に」はマスト。
ご紹介したオンライン教材
悪魔の働き方‐OUTになる前に
コンサルタントとしての基本的な働き方を理解するための教材。コンサルファームに入社する前、入社直後に、より、早く、力強く「コンサルタントとして立ち上がる」一人前になるための「働き方」が詰め込まれています。
ここまでは土日どちらかあればこなせるので、ココからが勝負である。逆に言えば、この1と2ができないなら、3以降は読まないでください。
意味がないから。
3. マネージャー、上司から言われていることを10個僕に共有し「その本当の原因」を相談
本当に色々言われますよね。 代表的なので言えば、

そんなことをやってほしいって言ってない
そうかもしれないけど、私にはそう聞こえたしそう理解した。

何も付加価値を出していないよ。

仕事が遅い。

議事録もちゃんと書けないの?
とか言われても。それは重々承知しております。
だけど、言われたところで「何が原因か?」ってわからないもの。
他にもスキルっぽい表現で言われることもある。

論点がズレている。

それはファクトで、示唆を出して欲しいんだよ。

スライドが下手すぎる。
そりゃ、もう色々なことを言われますよね。でも、このスキルっぽいことを言われても、その鍛え方がわからない場合が多い。
「スライドが下手すぎる」という指摘を受けて、みんながしちゃう罠は

スライドが下手だと言われたから、PPTスキルを磨こう。
という罠。こういう罠にハマると無駄な時間を過ごし、そのままOUTになってしまう。 「スライドライティング」を因数分解すると、色々なことが見えてくる。
スライドライティングとは?

論点思考
今、そのスライドで答えようとしている問いは何か?を正しく把握。
面白さの理解
どの粒度で書けば、議論が進むか?等
示唆力(含む、ロジカル)
そのファクトから何が言えるか?と、そのメッセージを言う為に何が必要か?
デザイン
フォーマット、見せ方は?
作るタイミング
スピードとクオリティのバランスは?
という感じで、因数分解できる。
なので、一言で「スライドが下手」と言われたとき、その原因は色々あるのだ。
ちなみに、[作るタイミング]というのは、いかにいいものだとしても、マネージャーに見せるタイミングを間違えれば、そのスライドの価値はゼロと帰すってことだ。
だから、そこを解明できる人に相談しなければならないのだ。
4. 頭の使い方、コンサルとしての働き方は僕が授けられるが、「チャーム」は自分で意識的に変えるしかない。
アクセンチュアの戦略チームの、あるアナリストが

次の評価が悪かったら、戦略チームには入れない。当然、昇進もない。
と言われて、相談に来たことがある。確か、年始だったと思う。
相談してくれたその日に「悪魔の働き方‐OUTになる前に」をやり、そのあとすぐ「考えるエンジン講座」の1回目の講義にきた。
その時に、僕が言った言葉を今でも覚えている。

いやいや、思考力や働き方もだけど、ねぇ、チャームがなさすぎるよ。なぜ、テンションを上げないの?そんなんじゃ、マネージャーは貴方と働きたくない。教えたいと思わない。
そこから、チャームも意識しはじめて「悪魔シリーズ」も2-3個やり、そして、
その年末に昇進した。
本当に素敵な進化だった。そのあと、彼の奥さんもコンサルタントだったこともあり、「考えるエンジン講座」を受講して縁が深まった。最終回の授業は夫婦一緒に受けてたなぁ。本当に良かった。
「チャーム」については「変える技術、考える技術」を読んでおいてください。 他にもいっぱい本はあるけど、とりあえず
一緒に働きたいと思ってもらうために、何ができるか?
に徹底的にエネルギーを燃やしてください。
5.「たかが、コンサル」
そうなんです、「されど、コンサル」でもない。「たかが、」なのだ。
数多ある職業の中で、そのたった一つがコンサルタントなわけだから、合わなければ、とっととやめればいい。大した話ではない。
あと、OUTになると、それが噂になって転職に響くとか思う方もいるけどそれもない。
仮にOUTになったとしても、それを明確に知り得るのは5人もいない。外部に出ることもない。 加えて、そもそもコンサルタントになれたんだから、一定以上の学歴もだし、賢さも兼ね備えていることを、レジュメが証明してくれている。
だから
たかがコンサルごときで、人生が終わった的に悩まない。
この5つは必ず言っている。
そんなに悩むなよ。人生は体調が良ければ、だいたいなんとかなるんだから。
6.「生き残りたい」と思うなら、全てを優先して悪あがきを。
いやいやいや、ここのままOUTとか “しゃく” だし、納得できないし、私はまだまだできるはずと信じて動き出すなら、中途半端ではなく何よりも優先して「いい意味で」悪あがきしてやるぜ、精神を持ってほしい。
「流れを変える」って決めたなら、全力よ。
それは鉄則です。中途半端はいけません。
僕も「柔術を始める」と決めたときに、もう全力スウィッチ入れちゃうから、まだ3か月だけど脅威のスピードで進化している。
その話は、こちらのページを見てほしいが、メッセージはひとつ。
がむしゃらに。
「がむしゃらさ」がチャームを生む。
「がむしゃらさ」がチャンスを生む。
「がむしゃらさ」がチェンジを生む。
ということで、苦しんでいる皆さん、 早めに相談を。
7.「立ち上がった後」のコンサルライフは最高に楽しいよ
さぁ、健やかに成長していこう。
無料相談はこちらから
無料相談受付中。Skypeでのご相談も承っておりますのでお気軽に。
ご紹介した書籍・オンライン教材
この本1冊で、あなたの行動は一瞬で変わる!
BCGで出会った数多くのセンス溢れる先輩(のちに師匠たち)に「考え方」「働き方」のような社会人としての基礎だけでなく、人生のなかで本当に大事なこと、全てを学ばせてもらったそのエッセンスを、「行動を変える」技術=「スウィッチ」として結晶化させこの1冊に。