考えるエンジン

成長するための「学ぶ技術」—柔術を通して考えてみる

成長するための「学ぶ技術」—柔術を通して考えてみる

「がむしゃらに」しているときは気付かない。それが成長。

「振り返ったとき」に成長する。を、ボクも「柔術」を題材にやってみた話

やっぱ、コンサルタントというか、ビジネスパーソンにとって「成長」ってのは気になる存在だし、もう少し言えば、人より、同期より成長して、あっと言わせたい。
今のボクにとっては「柔術」なので、どう学んでいるか?を紹介します。ので、皆さんも「学ぶ技術」を盗んでみてください。

成長につながる「学ぶ技術」とは?

誰もやらない成長の秘訣

ボクはプライベートレッスンで師匠の石毛大蔵先生から学ぶことが多いのですが、他の生徒さんがしなくて、ボクがすることがある。
※「そんなことする人いない」と先生もおっしゃってました。

それが、こちら、

ホワイトボードに練習を止めてでも、書く。
自分の理解を「言語化」し、再現性を高める。

※ 熱を込めてやるためにも、本当に「自分用」として書いたホワイトボードをご紹介するので、適宜飛ばしてください。

「学ぶ技術」の実践例

リアルホワイトボード

送り襟締め。

  • 左手で相手の左襟を「継続して、首に這わせるイメージ」で右手に渡す。
  • その上で、左手で相手の右襟を「徐々に」登っていき持つ。
  • その上で、右手、左手で絞める。その際に、大事なのは「継続して」絞めること。絞まらなかったとしても「相手は徐々に酸素不足になっている」ので、継続的に絞める。

送り襟締め。の応用。

  • 片羽絞。=ハーフネルソンチョーク
  • ボウアンドアローチョーク
「学ぶ技術」の実践例_02

送り襟締めの「またぐ」バージョン

  • 基本的には同じ、「絞め続ける」が大事
  • 左手の動きは同じく、右手で相手の右襟に首を這わせて、左手にパス
  • その上で、右手は相手の左襟を持ち、マットに押し付ける
「学ぶ技術」の実践例_03

マウント状態での硬直→「ニーオンベリー」を狙う
トライポットスゥイープ→ニースルーパス→キムラアームロック

立ち技。ベースの考え方

  • 身体の向きが開いたら倒される。
  • から、左手で相手の左ひじを引っ張り、右手で相手の鎖骨あたりを押す

バックチョーク

  • 脇さしているなら「送り襟締め」
  • 脇さしていないなら「リアネイキッドチョーク」

エルボーフレーム

  • パスガードをされそうになった、ぎりぎりなときに使う。
  • 右腕を相手の首(前)にかけて、侵入を防ぐ。腕の力ではなく、ただただ、当ててフレームを作る感じ
  • その上で、左肘で立ち、エスケープ

クロスチョーク

  • 「腕をまっすぐ」

送り襟締めまでの流れ

  • 横四方からのツイスティングベース。
  • そのあと、左手で相手の頭の後ろの襟を持ち、起こす
  • からの、送り襟締めに入る
「学ぶ技術」の実践例_07

トライポットスウィープ
ベリーダウンエスケープ (これ、あやしいから復習しよう)

  • サイドコントロールから「脇を刺す」。からの、バックテイク
「学ぶ技術」の実践例_08

ハーフガードパス

  • まずは「上半身」へのプレッシャーをする。首の後ろから肩を持つ(または、頭前を通り、背中の帯を取る)
  • そのプレッシャーをしつつ、相手の左膝を持ち、一度起き上がり、膝を抜く。
  • そのあと、左足で相手の膝を蹴り、右手で足をあげて、抜く。
「学ぶ技術」の実践例_09

マウントエスケープ
エルボーエスケープ
サイドコントロールエスケープ
(ちょっとあやしいな、、)

「学ぶ技術」の実践例_10

キムラアームロック
ハーフガードパス

「学ぶ技術」の実践例_11

ハーフガードパス

「学ぶ技術」の実践例_12

4点、接点を4点作るが基本

  • 足、足、手、手

ウラップトアームロック

  • バタフライガードの状態から、両足を相手の両足の中に入れて、上に持ち上げて、相手に手をつかせて、
  • そのあとに、戻して、相手の腕をとる

ウラップトアームロック(相手が襟を持った場合)

  • 基本同じ動きではあるが、その場合は右肘を立てて両足で相手の腰を押し、距離をつくる
  • その上で、左腕をアッパー、左足で抑えることで絞める
「学ぶ技術」の実践例_13

下ポジションから抑え込まれたときの

「学ぶ技術」の実践例_14

サイドコントロールエスケープ

  • フレームをつくって、左足方、右足おなかで正面に。
「学ぶ技術」の実践例_15

ハーフガードからのウラップトアームロック

  • うまく、引き出せるとウラップトアームロックがきまりやすい。

「接点は4つ」

  • 下からのとき、すかさず、4点をとれることを意識する。
「学ぶ技術」の実践例_16

ウラップトアームロックとの併用
「プッシュチョーク」

  • 親指から襟に入れて、そのあと4本を入れて、絞める
「学ぶ技術」の実践例_17

サイドコントロールからのエスケープ

  • 「ただただ」横を向く。
「学ぶ技術」の実践例_18

ラッソースパイダー

「学ぶ技術」の実践例_19
https://www.kanataw-consultant.com/wp-content/uploads/2023/04/石毛エンジン02.png
タカマツ

送り締めばっかしてんなぁ。

「学ぶ技術」の実践例_20

サイドコントール、マウントされたら、左手で枠をさして、身体を起こして、相手の足をとりにいき、タックル

「学ぶ技術」の実践例_21

プッシュチョーク

  • 耳たぶの下から「親指」を入れて、その上で4つの指をいれる
「学ぶ技術」の実践例_22

ウラップトアームロック+プッシュチョーク

「学ぶ技術」の実践例_23

上から攻めるときは「距離」をとる

  • 足首、足の裏、足の下をとり、足をコントロール
「学ぶ技術」の実践例_24

ハーフガードパス

  • 一つは「頭の後ろに手をまわして」シッティングベース
  • 二つ目は「相手の頭の雨をとおり、背中の帯をとり」シッティングベース
「学ぶ技術」の実践例_25

マウントキープ

  • 股関節を伸ばすイメージで、足を相手の膝の裏に入れる

人は復習したときに成長する。

柔術もビジネスも同じ

まだまだ、過去を振り返るとホワイトボード画像はいっぱいあります。これが、再現性100%と言いますか「学び方」というものです。

でね、やってみると気づくのですが、

「相当、忘れている。」こと以上に、
「習ったことも忘れている。」んだけど、
「これを見ると」思い出す。

コンサルでもビジネスでも同じで、日々、色々なことを学ぶ。

ときには上司からの叱咤もあるし、自分から気付くことや、仲間と仲間の会話で「ハッと」気づくこともある。しかしだ、しかし、

「忘れちゃうのよ」思った以上に。
そんなこと忘れないと思っているけど、忘れる。
「あー」とはなるんだけど、忘れる。

から、ちゃんと、メモっておくのが大事。
ビジネスでは、画像ってわけにはいかないと思うので、一番のお勧めは、

自分へメールをしておく。
件名だけ同じにして、ひたすら、さっくり送っておく。

ってのが好き。あと、ボクはやってないんだけど、Twitterで見かけた、”とんち” がきいたやり方は、

ブロックされてそうな人のラインをメモ代わりにする。

くぅ、いいよね。このなんとも皮肉な感じというか、ブロックされた男子の女子へのささやかな抵抗というか。
なんにせよ、こういう風に丁寧にメモを取って、ある程度時間が経った時に復習する。
そして、愛する加藤さんのお言葉。

復習したときに、成長する。

この徹底的な感じをお伝えしたくて、いっぱい画像を載せさせてもらったので、お分かりだろう。

そして、もう一つ。柔術をして、新しい発見した感覚というか、学ぶ感覚が、

スパーリングで学ぶ

格闘技も当然、初めてですし、殴り合いの喧嘩というか、殴ったこともない人が多いと思いますが、それはボクも同じ。そうすると、柔術で初体験したわけよ、スパーリング。
スパーリングってのは、同じ道場の仲間と試合をすることを指す。

そうなのよ、このスパーリングってのが大事なんですが、曲者というか、扱いが難しいです。

当然、格闘技をやっているわけですから、強くなりたいってことは、スパーリングで勝ちたいってなりますよね。でも、大会などの「試合」ではないので、その付き合い方がキーになってくる。

スパーリングは自分の「成長」と「課題」を5:5で発見する為に行う。

と心に刻まなければならないと毎回思う。しかし、しかしなのよ、 やっぱり、自分よりあくまで「帯やストライプ本数」的に下だと「負けてはならない。負けてはちょっと恥ずかしい」となってしまい、ある現象が起きる。

新しい技を繰り出さない
守りに守ってしまう。

はい。そうなのよね。柔術用語全開で説明すると、

本来であれば、クローズドガードではなく、オープンガードを練習。
スパイダーガードとかラッソーガードを仕掛けてみなければいけないんだけど、それだとパスガードされてしまうから、やっぱり、クローズドガードでじんわりしよう。

って感じになってしまいます。そうすると、課題が見つかりづらくなってしまう。

これもコンサルも同じ。

入社して2年とか経つと、言われたことはできるようになる。

まぁ、それでもいいんだけど、BCG用語で言えば、リードC(チームのマネージャーの次にプロジェクトチームを引っ張る存在)を目指す、その先のマネージャーを目指すためには、チャレンジをする必要がある。

無駄になるかもしれないが、一足先に論点ワード、ストーリーラインを作り切って、 マネージャーにぶつける。

しかし、恐怖もあるんよ。スパーリングで新しい技を繰り出して、負ける的な恐怖。

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そんなことしないで、言われたことやってよ

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ナイストライ。だけど、うーん、全然違うかな

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ありがとう。で、こんな感じに思っていて(と、まったく読まれない)

ってことが脳裏に浮かぶと、勇気が出ず「まぁ、いっか」って逃げてしまうのと同じ感じ。
もっと言えば、仕事の話なので、まぁ、忙しい中での話だから、もっとチャレンジしにくいよね。
でも、これだと、当然「課題」は見つからないし、その先の「成長」も感じることもできないんよね。

チャレンジ。本当にチャレンジしていこうぜ。 スパーリングもしかり、仕事もしかりだ!

そして、最後にさくっと成長のためにやっていることを付け加えておくと、トライフォース大島の師匠石毛先生にプライベートレッスンやクラスで徹底的に習い、メモを取り、暗記して、スパーリングで課題を見つける。って繰り返しが基本というか、90%以上の成長を支えている。
あとの、数%を支えているのが、トライフォースのオンライン教則

ボクは動画で観ながら「新しい技」を学ぶのは苦手というか下手なんだけど、知っている技の動画を観ると、間違いなく血肉になる感がある。

そして、いまではYouTubeがあるので、お金を払わなくても色々な動画が観れる。

https://www.kanataw-consultant.com/wp-content/uploads/2023/04/石毛エンジン02.png
タカマツ

これとか最高すぎて、笑うよ

で、そんな無料があふれている中で、出されている有料動画はさらに濃い。

そういう、レッスンとは違う部分での「勉強」ってのも、体と頭をつなぐとか、新しいことにチャレンジしたい気持ちを刺激するとか、いろんなことに役立つし、まだ、ボクは柔術が未熟なのでぱっと次に使えないけど、自分が明るいことであれば、すぐに仕事に使えるようにも思える。

これは当然、ビジネスでも一緒だ。

柔術の場合は、柔術のレッスンがすでに学びで、その学びの補足の話になるけど、仕事、ビジネス、コンサルの場合は違う。

日々の仕事は仕事なので、それ以外での「学ぶ」時間をつくり、今の仕事と紐づけて理解を深めるとか、新しい技という名の思考や働き方、心持ちを仕入れる必要があるよね。
あくまで、仕事において「成長すること」はど真ん中にはこないからね。あくまで副産物。
コンサルでいえば、クライアントにとっては「成長とか言ってないで、うちに成果出してもらえるかな?」って思うからね。

ボクができることで言えば「考えるエンジン講座」や「タカマツボン」も当然そうだし、無料でいえば、「考えるエンジンちゃんねる」もその学びの一つよね。

仕事に追われていると、1年経った時に「なんか成長したっけ?」ってなりがちよね。

だから、歯を食いしばって、色々、自分の成長に時間やお金を投資しないと、単に仕事をこなしているだけ。になっちゃうからね。

それって、やもすると、同じバイトを日々こなしているだけ。と同じ。
その中で、少しはコツを覚えてやりやすくなるかもしれないが、時給や提供する価値が増えるわけでもないし、豊かにもならない。

大いなる現状維持。

ほんと、仕事してれば成長するってのを過信しすぎるのは怖いよね。
成長はするんだけど、その「会社のルールを知る」ことでの成長なんだよね。

https://www.kanataw-consultant.com/wp-content/uploads/2023/04/石毛エンジン-300x300.png
タカマツ

このまま行ったら「NTTデータ」の社内ルールに詳しい課長代理で終わってしまう。

NTTデータ時代にこれを痛烈に感じて、焦って転職したんだよね。
いやぁ、懐かしい。

まとめ

ということで、柔術を起点に「成長の仕方」について書いてみました。まとめると

  1. 忘れちゃう。気づけたことさえ忘れちゃう。
    から「メモ」に残し、それを定期的にまとまったら復習しようぜ。
  2. スパーリング。チャレンジしないと課題も見つからん。
    叱咤激励、恥ずかしさを恐れず、新しいことを試す、とりに行こうぜ。
  3. 仕事以外での学びを取りにいかないと、最強の「課長代理」で終わる。

いやぁ、そんな感じで、成長していこうぜ。


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